木魚歳時記 第3705話 

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 池に身を沈めるといっても別に直接に入水自殺したわけではない。領家の加茂神社から荘園の桜ヶ池の水を請(もら)い受けて、掌中のくぼみに掬(きく)したものに対して池の主の蛇体になることを念じる天台秘密の加持(かじ)を行じてそのなかに身を投入しただけである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)402

        雪道や歩数あがらぬ万歩計

「ボクの細道]好きな俳句(1456) 矢島渚男さん。「土筆生ふ夢果たさざる男等に」(渚男) 夢果たすことなく老いゆく男どもにとって、地を割りたくましく生える土筆(つくし)は「まぶしい」存在なのかも知れません。さて、イルカは眠らない? イルカはエラ呼吸しません。(水面に出て口から呼吸します)。そこで、水面近くを泳ぎながら脳を半分ずつ交代で休ませ(1日300回の睡眠)を取るそうです。ところで、さる女性週刊誌の見出しに(中高年の夫婦の2人暮らしは)①ストレスしかありません。②1対1で見つめ合ってはダメ。③「夫は他人」がちょうど好い。と書いてありました。ボクも、相棒への「おもいやり」の押し売りを止めようと思います。適度な「そしらぬふり」が・・(笑)。