木魚歳時記 第3693話 

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 わけても叡山よりは一時代古く、徐災致福(じょうさいちふく)、広学多門(こうがくたもん)、戒律堅固(かいりつけんご)をモットーとする南都の仏教は、素朴で生活に即したものであっただけに、その退廃前にはきっと学ぶべきものがありそうに思っていたものである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)390

        老僧の大くさめする夕読経

 「ボクの細道]好きな俳句(1444) 今井 聖さん。「トースターの熱線茫と霜の朝」(聖) トースターの熱線がぼやけるとは? まあ、霜(しも)の朝のことですから、熱線が茫(ぼう)と霞むのも詩情の一遍と読みましょう。 さて、ハナカマキリの話です。熱帯のラン科の花に潜む花蟷螂(かまきり)は、白いランの花に似せて、獲物(昆虫)が接近するまで擬態で待ちます。その時が至れば、釜をかざして獲物を捕食します。その瞬間の動画を見ましたが・・感動の一瞬でした。