木魚歳時記 第3683話 

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(三)ここに在ってわが心のなごむのをおぼえて法然は一夜の参籠をきめて清涼寺の宿坊に行き、お灯明代の寄進をした。参籠者が志によって灯明を上げるのはここの慣例であったから。
 宿坊には、年のころ四十ばかり、あたかも美作で別れた母ほどの年配の婦人が、ものなつかしげな風情で、この若い出家にお茶などをもてなした。
(佐藤春夫『極楽から来た』)381

        石ころを凍った池に投げてみる

 「ボクの細道]好きな俳句(1434) 真鍋呉夫さん。「犯人は月光と言ふ親殺し」(呉夫) 月光にやられたなら親殺しでも許せる・・と、作者はいうのでしょうか? それにしてもすごい作品です。さて、メガネサル(猿)の目玉は大きく、おまけにあまりうごかない。横方向を見るには首を大きく曲げねばなりません。ですから首は270度まがるとか。目玉が大きいのは、夜行性に有利なよう(集光性を高めるため)進化したそうです。S氏の目玉も大きい。夢の中で美女を見つけるため(笑)。