木魚歳時記 第3682話 

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 法然は人々の拝すのを待って瑞像の台下に身を伏せて、心中に、「わたくしは戒も定も慧も身にかなわぬ下根のお弟子でございます。成道の門を示させ給え」と念じつつ法然は拝み終わってもなおもこの場を立ち去りがたい思いがあって、ここに一夜の参籠を考えた。瑞像の前で沈思のうちに瑞像の示す霊感を得たいと思ったからである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)381

        天辺にふるへつらなる冬銀河

 「ボクの細道]好きな俳句(1433) 真鍋呉夫さん。「露の戸を突き出て寂し釘の先」(呉夫) 「寂し釘」は、作者の心情でありましょうか、人生に悔いなしの宣言でありましょうか? さて、ニホンザル(猿)のお尻と顔は真っ赤かっかです。その赤さはサル(個体)の生命力の象徴だそうです。したがって、赤ければ赤いほどメスにもてるとか? S氏のは面(つら)は「しんき臭い」を売り物にしています。ですからモテません。みしろ敬遠されています。「臭いモノには蓋(ふた)をしろ」です(汗)。