木魚歳時記

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木魚歳時記 第3680話 

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 今日も老若、男女,貴賤(きせん)を問わずここに群衆していた。藤原定家は群衆の煩わしさ避けてここに参詣したというが、法然はこれらの群衆の姿をこそ見たかったのである。そうしてこの群衆の一人となってここに求道の祈願をしたかったのである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)379

       凍空を裏つづくる掛接屋  掛接(かけつぎ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1431) 真鍋呉夫さん。「月光に開きしままの大鋏」(呉夫) 庭木の剪定(せんてい)用いる大鋏でありましょう。真夜中、置かれたままの大鋏が、ひらかれたまま、月光に鈍く光って見える。さて、スズムシの鳴き声も、オスからメスへの求愛のプロポーズだそうです。オスが羽根をこすりあわせて発するリンリンを、メスは前足にある鼓膜で聞いているそうです。スズムシのメスは、オスの求愛のプロポーズをちゃんと聞いているのでしょうか(汗)。