木魚歳時記 第3676話 

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 センダン瑞像と呼ばれているものは、三国伝来ともつたえられ、釈迦如来が在世中に造られてその神聖なおもかげをよく写しているといわれるほど、古代の様式をもそなえ、またわが滅後は我に代って衆生を救済せよ、とこの寿像(じゅぞう)は如来自身が開眼したともいわれて瑞像とされ、
(佐藤春夫『極楽から来た』)375

        冬空を斜めによぎる箒星    箒星(ほうきぼし)

 「ボクの細道]好きな俳句(1427) 真鍋呉夫さん。「荒縄で己が棺負ふ吹雪かな」(呉夫) 「己が棺負ふ」とは? 比喩でしょうか? それとも夢中体験? さて、シャケは、産卵のため生まれた川を遡上します。その道のりは過酷を極めます。やがて、上流に至りメスは産むに適した窪みを探し産卵します。するとオスたちが群がり精子をふりかけます。一瞬、あたりが白く濁るくらいです、ふむ。誰の子? そんなことはどうでもいいのです。あるがままに選ばれたオスの遺伝子が伝わるのです。