木魚歳時記 第3672話 

f:id:mokugyo-sin:20190115064849j:plain

 仰げば霞のなかの愛宕山(あたごやま)が法然のうるんだ眼界のなかにあった。法然はふもとに老いを鳴きしきるうぐいすに耳をかたむけながら、そぞろに清涼寺の門内に歩み入った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)372

      寺の子の恐る恐るに嫁叩き  嫁叩き=新婦の尻を叩く新春の行事

 「ボクの細道」好きな俳句(1423)  尾崎放哉さん。「雀のあたたかさを握るはなしてやる」(放哉) さて、S氏の夜毎に見る、つかみどころのない話をしてきました。そこで、夢の話はこれくらいにして、最近、S氏が興味を持つ「生き物」の生態について触れてみましょう。まず、ハチドリについて。ハチ(蜂)に似た羽音を立てるのでその名付がけられたようです。ホバリング(空中静止)しながら、花にクチバシをさしこみ蜜を吸います。立ち食いソバ(10分)で昼食をすませるサラリーマンを見て、ふと、ハチドリのことを思い出しました(汗)。