木魚歳時記

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木魚歳時記 第3651話

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 来る者を拒まぬ叡空は気軽に墨染衣をひるがえして何の気取りもなく客の前に出て来た。先ず少年に出家の由来を、そうして今日ここに来た理由を語らせて一語々々強くうなずき、さて「まこと法爾法然(ほうにほうねん)天然自然(てんねんじねん)の聖衆(しょうじゅ)である。法然房(ほうねんぼう)と号しなさい。名は最初の師源光の源に、わしの名の空(くう)を授けて源空(げんくう)ではどうだ」 この師は入門者の意を喜び迎えて千古に伝わるこのよい名を与えた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)352

       精検の予約すませて年の暮

 「ボクの細道]好きな俳句(1401-2) 上田五千石さん。「嚢中に角ばる字引旅はじめ」(五千石) 「旅始」は新年の季語、「嚢中」(のうちゅう)とありますから、持ち歩き使い慣れた嚢(ふくろ)の中に、字引類があったというのです。新年の吟行(ぎんこう)などに旅立たれる作者の姿を思い浮かべます。ボクは、定例・吟行・吟旅など「句会」の参加がゼロとなり5年余りが過ぎました。