木魚歳時記

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木魚歳時記 第3650話

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 天台座主の運動や、僧兵の騒動などには超然として、ひとり黒谷の隠棲に、野の花のごとく美しく林の鳥のごとく自由に楽しんで生きている態度が、叡山にわずかに枯れ残った法の泉とも思えて、かねてわれわれの少年僧のあこがれであったので、彼は師匠皇円の許可があると急いで慈眼房の門をたたいた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)351

       爺婆の二人暮らしや年の夜

「ボクの細道]好きな俳句(1401) 上田五千石さん。「秋の雲立志伝みな家を捨つ」(五千石) 「立志伝」に記されるような人物は、風雲の志をいだいて故郷(ふるさと)を捨て、志を果たされたのでしょう。くらべてボクは「僧の子が僧となりたり豆の花」(木魚)のような生涯で終わりそうです。けれど、妻と家族とよき仲間に恵まれ、82歳を迎えようとしています。すべて仏さまのご加護のお蔭です。ありがたいことです。