木魚歳時記

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木魚歳時記 第3649話

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 叡空の妹は近衛天皇の后(きさき)になった呈子(ていし)だから、叡空は門閥の多い叡山の高僧たちの中でも。指折りの第一であり、そのうえやかましい良忍上人の円頓戒(えんどんかい)の正嫡(せいちゃく)という人でありながら、いやそういいう人だけにもう名聞(みょうもん)には飽きていたのであろうか、
(佐藤春夫『極楽から来た』)350

       短日や夜がまた来る高齢者 

 「ボクの細道]好きな俳句(1400) 上田五千石さん。「けふのことけふに終らぬ日傘捲く」(五千石) なかなかものごとは順調に運ぶとはかぎりません。そんな日、帰宅して玄関で日傘を仕舞いながら、今日一日過ぎ去ったことが、頭の中をかけめぐります。作品を読んで、句意が容易に映像化できるのは、その表現が優れているかでしょう。短詩形の俳句ではなかなか難しいことです。