木魚歳時記

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木魚歳時記 第3640話

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 三大部と取り組むこと三年、三人の師匠はこの若い弟子の理解の早さ深さに驚いて、全山中智慧第一とこれをたたえた。弟子にとっては三人の師匠の称讃は、むしろ嘲笑のように聞きなされた。というのは三年間の学習の結果、彼の身の無能以外は何一つ学び得たところは無いと思ったからである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)341

       性悪の鴉ごろごろ酉の市  酉(とり)

 「ボクの細道]好きな俳句(1391) 安住 敦さん。「蓑虫の出来そこなひの蓑なりけり」(敦) 蓑虫のミノに上等とそうでないのがある? もとより、蓑虫は「身の丈に合ったもの」をミノの材料に選ぶはずです。ですから「出来そこなひ」かどうか? それは人間本位の価値判断なのでしょう。ところで、ボクは、万事、ぼくのことは「ほっといて」と、自我流を押し通し『あかん男』(田辺聖子)と成り果てました。嗚呼(汗)。