木魚歳時記 第3633話

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 皇円はその卒業を早くさせたいというのか、少年をして、『止観』は北琉先達房俊朝に、また『玄義』は今までの師源光に、そうして皇円自身は『文句』を、とこう分担して業を受け学ばせた。少年が他の師から学んでいる間を、皇円自身はいつも、ものにつかれたように休みなく執筆していた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)334

      秋風や石につまずく御尊体

 「ボクの細道]好きな俳句(1384) 安住 敦さん。「くちすへばほほづきありぬあはれあはれ」(敦) 可憐な(幼少)の年頃の「ほおずき遊び」のしぐさでしょうか? れとも抱擁のシーン? それにしても「あはれあはれ」がわかるようでわからない。それはともかく、もういちどこの年頃にどりたいことは間違いありません。