木魚歳時記 第3630話

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 山上の晩秋は、寒冷の気の身にしみる十一月の朝、身も心もひきしまる思いで、少年は西塔北谷から東塔西谷の功徳院に身を寄せた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)331

      秋風やあとかたもなき会葬者

「ボクの細道]好きな俳句(1381) 秋元不死男さん。「白飯に女髪かくれて四月馬鹿」(不死男) さて、むつかしい。「女髪」(めがみ)と読み、女神(女房)と掛けたか? 古来「女の髪の毛には大象も繋がる」といいます。ともかく、世の中、女房と三度のごはんがあればそれでよし。くれぐれもそれらが四月馬鹿と化さないように!