しかし久安二年は山でもまだ静かな年で、翌三年四月に白山強訴の騒ぎがあり、六月にはもっと本格的に山の大衆が日吉(ひえ)の神輿(みこし)をかつぎ出してきらら坂を下り、平忠盛(たいらのただもり)の流罪を強請し、
(佐藤春夫『極楽から来た』)317
恋猫の二つの耳と二つの目
「ボクの細道]好きな俳句(1367) 前田普羅さん。「秋霧のしづく落して晴れにけり」(普羅) 抒情俳句とはこうした一連の作品を指すのでしょうか。 あるがままの情景をあるがままに表現して余計なものがなにもない。禅の坐禅の道場のような無心さがひろがります。