木魚歳時記

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木魚歳時記 第3611話

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 これは田舎出のかの少年僧が、僧兵の活動を見た最初の機会であった。同じく僧兵といっても、さすがに都のものだけあって、山の治安を守るのが精一杯の菩提寺の僧兵などとはその数も行動もおのずからわけが違うと後にして思えばツマラナヌことに感心したのであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)313

      雪山のうしろは澄んだ青い空

 「ボクの細道]好きな俳句(1361) 杉田久女さん。「虚子ぎらひかな女嫌ひのひとへ帯」(久女) 女嫌ひとは、久女さんご自身の自虐のことばでしょうか? 虚子ぎらひとは、つまり反語なのでありましょうか。「尊敬する虚子先生は、どうして、このわたくには冷たくなさるのでしょうか」。そんな久女さんのつぶやきが聞こえてきそうです。