木魚歳時記

画像・文章の転載はご遠慮下さい

木魚歳時記 第3602話

f:id:mokugyo-sin:20181105064055j:plain

 延暦寺の境域は菩提寺より少々高いくらいのものであったが、杉、檜まどが多く立ち並んで昼なお暗く生い茂り、深山の趣は那岐山などの比ではない。林中には咲き出した山百合を折る人もなく黒い揚羽蝶(あげはちょう)がわがものに舞い狂っている季節であった。やがて新緑の山となり、ほととぎすの声がしきりと聞かれる北谷であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)304

      月光をかすめて走る終列車

 「ボクの細道]好きな俳句(1352) 高浜 虚子さん。「冬の日の三時になりぬ早や悲し」(虚子) なんということのない作品です。しかし、年を取ると、一日が経つのが早い。一年があっという間に過ぎる。これが自然ですから「時」に身をゆだねて「ありがまま」に過ごすことにしています。