木魚歳時記

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木魚歳時記 第3600話

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「この後とても、ここで間に合うことならば、遠慮なく申し出なさい。一族のよしみをお見せしたいから」
ともいって。秦氏本家の当主は見るからに純朴げな分家の少年を頼もしいものに思って気にいったとみえる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)302

      山寺にざつくり裂けたざくろの実 

 「ボクの細道]好きな俳句(1350) 高浜 虚子さん。「春風や闘志抱きて丘に立つ」(虚子) 大虚子は(いろんな意味において)偉大な俳人です。伝統俳句の根幹となる俳誌『ホトトギス』を日本を代表する俳誌に育て上げた経営的手腕とりわけ脱帽いたします。俳句で飯が食えることを実証した最初の俳人です。掲句は、それらのことを誓われた決意の作品と伝えられています。