木魚歳時記

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木魚歳時記 第3594話

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 田舎者らしいこの小さな僧が秦氏に縁故があろうとは、と、見知らぬ男は怪しみ不気味にさえなった。彼はこの船中に網を張って、江口や神崎の君につぎ込む金をかせいでいるスリであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)296

       猪肉と卵を五つ持つて来た 

 「ボクの細道]好きな俳句(1344) 橋本多佳子さん。「いなびかり北よりすれば北を見る」(多佳子) 作者の代表句です。ならべるのはおこがましい限りですが「いなびかりしたときすでに落ちてゐる」(木魚)。まことに下品下生(げぼんげしょう)の駄句です。それにしても、やはり、多佳子さんは偉大な女流俳人です。敬愛することしきりです。