木魚歳時記

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木魚歳時記 第3587話

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(四)漆氏の少年を兵庫まで送った菩提寺の僧兵頭は、その小さな主人を兵庫から鳥羽に通う船に乗り込ませ、その出船を見送るとそのまま主人の乗り捨てた駒によって美作(みまさか)の山へ馳せ帰った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)290

      さつきから蚊に愛されているやうだ

 「ボクの細道]好きな俳句(1337) 山口誓子さん。「俯きて鳴く蟋蟀のこと思ふ」(誓子) なるほど、蟋蟀(こおろぎ)は、うつむいて鳴くように思います。いわれてみるとなるほどとうなずきますが、自然の生態を的確に表現して、読者を納得させることは簡単ではありません。ボクなど、発想も語彙も自己中心的ですから、読者はなにがなんやら(汗)。