木魚歳時記

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木魚歳時記 第3581話

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 と、うす霞むなかへ進み入る馬を遠く見送りながら、
「あの者は、山に三十人あまりの僧兵のうちの頭立つもので、勇気もあり、心利いて、それに九州から来たのだから旅慣れてもいる」
(佐藤春夫『極楽から来た』)284

      いつかまたもとのかたちにあめんばう

 「ボクの細道]好きな俳句(1331) 山口誓子さん。「扇風機大き翼をやすめたり」(誓子) 扇風機の止っているところを詠んだ俳句はかなりあります。羽根が回転することで、扇風機は扇風機たる存在価値があるわけです。その扇風機が「羽根を休めた」ならば、風は止まる、この逆の発想でいろんな思いが描けるのです。