木魚歳時記 第3558話

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「いいえ。何も特別には教えません。持って生まれた天分と申すものでしょう。実はそれでご相談ですが、日進月歩、長足の進歩はとても、わたくしのような凡骨の手におえません。
(佐藤春夫『極楽から来た』)261

  (平成25年~27年)「足跡(4)」
      蜜蜂が澄んだ目をして飛んでゆく

 「ボクの細道]好きな俳句(1308) 木下夕爾さん。「たたずみてやがてかがみぬ水草生ふ」(夕爾) 「水草」(みくさ)は春の季語です。ボクの住む松ヶ崎の近くに、深泥池(みどろがいけ)があります。氷河期以来の植物が今も生き続け、池は、天然記念物に指定されています。春、この池に「ぬなわ」が群生します。それを見ようと汀(みぎわ)に近づき、足を取られたことがありました(汗)。