木魚歳時記

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木魚歳時記 第3549話

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 そのために、法蔵はあらゆる仏の国々から最もすぐれた文明をよりすぐり、また人間性を探って一切の悪を除き、清浄な楽しみと思われる何物をも逸せず採り集めた四十八項目の願文(がんもん)をそのユートピア建設の具体的プランとした。
(佐藤春夫『極楽から来た』)252

      読点のことりと落ちて二月尽  読点(とうてん)

 「ボクの細道]好きな俳句(1299) 柿本多映さん。「人体に蝶のあつまる涅槃かな」(多映) 「涅槃」(ねはん)は、ブッタ(釈迦)の入滅ことを指します。ブッダの入滅の正確な期日は伝えられていまさんが、我が国では、2月(地方により3月)に、ブッダの入滅を偲び、涅槃会(ねはんえ)の仏事が行われます。掲句は、涅槃会に用いられる涅槃図(ねはんず)の構図を「人体に蝶のあつまる」と表現されたところに魅せられます。