功徳(くどく)は広大 智慧は甚深
光明のおん遺徳や
一切世界はために振動せん
(佐藤春夫『極楽から来た』)249
死ぬときは丸裸なり草の花
「ボクの細道]好きな俳句(1296) 柿本多映さん。「てふてふやほとけが山を降りてくる」(多映) ああ、こんな俳句をボクも作りたい! 仏(ほとけ)が山を下りてくる。とは、仏(ほとけが)わたしたちを救うために、極楽からこの世に来られることです。それは「てふてふ」(蝶々)が、ふわふわと飛んでくようなものです。つまり「自然体」(じねんたい)なのです。法然上人は、43歳で比叡山(延暦寺)を下られ、庶民の仏教である浄土宗を開かれました。