「ところでお師匠さま、そんないい世界をどなたがどうしてお聞きなされたのでしょうか。わたくしもその世界を聞きとうございます」
(佐藤春夫『極楽から来た』)234
十二月好いも悪いもなむあみだ
「ボクの細道]好きな俳句(1282) 中村草田男さん。「冬の水一枝の影も欺かず」(草田男) 草田男さんの代表句です。冬の水は冷徹に澄みわたりますから、欺瞞の影を宿す「あいまいさ」を許すことがないのです。この作品に接したとき坐禅に励む禅僧の姿を思い浮かべました。
「ところでお師匠さま、そんないい世界をどなたがどうしてお聞きなされたのでしょうか。わたくしもその世界を聞きとうございます」
(佐藤春夫『極楽から来た』)234
十二月好いも悪いもなむあみだ
「ボクの細道]好きな俳句(1282) 中村草田男さん。「冬の水一枝の影も欺かず」(草田男) 草田男さんの代表句です。冬の水は冷徹に澄みわたりますから、欺瞞の影を宿す「あいまいさ」を許すことがないのです。この作品に接したとき坐禅に励む禅僧の姿を思い浮かべました。