木魚歳時記 第3498話

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(二)ある時、シャカムニ仏がコウサラ国にある舎衛城(しゃえいじょう)祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)で、千二百五十人の仏弟子たちの集まっているところで、その代表者シャリホツに呼びかけて、次のような事どもを説かれたという。
(佐藤春夫『極楽から来た』)201

       大海に入るや鶉の大蛤    鶉(うずら)

「ボクの細道]好きな俳句(1249) 飯島晴子さん。「夏鶯さうかさうかと聞いて遣る」(晴子) 前にご紹介しました(その記憶があります)。すなわち「男はどうして未熟な囀りなのに、初鶯(若い妓)ばかりちやほやするのでしょう? ここに妖艶に囀る夏鶯(老鶯・わたくし)が居るというのに・・」。そんな夏鶯(老鶯)の嘆(なげき)きを、作者は、そうかそうかと聞いてあげるというのです。