木魚歳時記

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木魚歳時記 第3490話

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 と、観覚は考えをまとめようとするかのごとく、しばらくつぶっていた眼をひらくと話しだした。
「極楽は有りと思えば有り、無しと思えば無いふしぎなところ。いや何の不思議もない。それは極楽とばかりも限ったことではない。」
(佐藤春夫『極楽から来た』)192

               アリババと四十匹の雀蜂

 「ボクの細道]好きな俳句(1240) 飯島晴子さん。「泉辺の家消えさうな子を産んで」(晴子) ボクは、男性俳人なら石田波郷さん。女流俳人なら飯島晴子さんに魅かれます。理由はボクの心の襞に触れるような、その作品に「何か」を感じるからです。作者はいう。「林の中にポツンとある泉辺の家に住んで、その家で今にも消えそうな子を産んで」このなんともいえない繊細さがボクに迫るからです。