木魚歳時記 第3454話

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 秋ともなるとこの木立ちの下はまた格別によかった。
 菩提樹の手のひらのような葉がひからびてかすかな音を立てて落ち散り、地を走り、いちょうの葉は黄ばみ、
(佐藤春夫『極楽から来た』)156

     片かげり唇ひらきたる骨董店  唇(くち)

 「ボクの細道]好きな俳句(1204) 小川軽舟さん。「葉桜や好きなもの買ひ夕餉とす」(軽舟) 師僧(親父)は、いつも「痛い病気になりたくない!」そういいながら大往生しました。ボクもそうありたいと願っています。持病はたくさんかかえていますが、いまのところ、痛い病気をしたことはありません。仏さまに護られているようです。その時が来たらナムアミダブツと唱えてフッと逝きたい。