木魚歳時記

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木魚歳時記 第3448話

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 それが血や肉のなかまでしみ込んで行くのを感じた。わけても師匠と朝の散歩など心身を日々、すこやかに育てているのを感じた。彼はここに居て健康なのである。そうして日々にもの心がつきはじめていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)151

     虹描きて手品師街を出て行けり

 「ボクの細道]好きな俳句(1198) 小川軽舟さん。「手を入れて水の厚しよ冬泉」(軽舟) 冬の泉は落ち葉などで覆われていますから、一見、その深さを知ることができない場合があります。なにかの必要があって泉の中に手を差し入れて、その深さを測ろうとして、水の冷たさとその深さに驚いたといういのです。