と、観覚は少年の好奇に満ちた探究心をいささか持て余した様子であった。それでも師匠なら何でも知っているものと思い込んでいるらしいひたむきな信頼を可憐として顔をほころばせて、
(佐藤春夫『極楽から来た』)145
始まりも終りもなくて流星
「ボクの細道]好きな俳句(1192) 辻 桃子さん。「蛤を提げて高きに登りけり」(桃子) ふむ。いささか難解。こんな時は自己流読みで押し切るしかありません。蛤(モザイク部分)をあっけらかんとご開帳するためにステージに上がるショーの如きものもあるではないか・・と、これは某氏Sのたわごとでした(汗)。