木魚歳時記

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木魚歳時記 第3423話

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 その講説を終了して得業(とくごう)の称を得て帰り、学得を世に知られて鄙(いなか)には過ぎた学僧といわれていたから、山陰山陽、西日本各地の学侶が、この山間の地、かなたこなたから僧房に集まって来て、古(いにしえ)の栄えはないまでもその名残はまだ十分に留めていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)126

     黄金の蛇衣を脱ぐ木魚寺

 「ボクの細道]好きな俳句(1173) 茨木和生さん。「受付に僧ひとりゐて賀状書く」(和生) 受付に坐って(修行さなかでしょうか)賀状を書いている僧。しかしそれではありきたり。奥の書院では、老僧が愛猫を可愛がりながら蜂蜜を舐めている・・(年末というのに)閑散とした山寺は何の変哲も起こりません。