立ちつくす間に、脚下の山かげから暮れはじめ、しばらく愛情の念をもってあかずに眺めていた稲岡も弓削も刻々に深くなる夕もやに包まれてしまった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)111
木食の裾でおろがむ寒雀 木食(もくじき)上人
「ボクの細道]好きな俳句(1158) 小枝恵美子さん。「東風吹かばポテトチップス歩み来る」(恵美子) 「ポテトチップス歩み来る」とは? 男の子が、ポテトチップスを食べながらが近づく「私も食べたいなぁ」。そういえば、わたしのまわりの枯れ葉までみんなポテトチップスに思えてくる! 作者の奇想天外な発想に驚きます。