木魚歳時記

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木魚歳時記 第3395話

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 「そんな心配なら無用だ。この生き別れが死に別れにならないとも限らないのだ。叔父が甥の門出を見送るに何の遠慮がいるものか。お前がまだおたずね者になったわけでもなし。でも出かけるのは夜明けの暗いうちにしよう。やはり人目につかない方がよいから」
(佐藤春夫『極楽から来た』)99

      わが袖に仏ぞおはす草虱

 「ボクの細道]好きな俳句(1143) 田中裕明さん。「遺句集といふうすきもの菌山」(裕明) 遺句集。そうした類のものは、いつ、だれが作るのでしょうか? 作者が生前に「自分史」として? 作者の遺族とか知己が「遺句集」として? 著名な作家は別として、たいていは前者でしょう。ボクも、手製の句集(自分史)を20冊ばかり作りました。内容も外見も、まことに「うすきもの」ばかりです(汗)。