木魚歳時記

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木魚歳時記 第3394話

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 叔父は品々を取りそろえ旅のしたくをしてやりながら、道順や道中の心得などを子にさとすようにいいきかすのでである。柄こそ大きいが、定明はまだ世間見ずの十七歳であった。
「心細かろう。わしが福渡まで見送ろう」
「大丈夫です。ひとりで行けます。あとで叔父さんが迷惑しますから」
(佐藤春夫『極楽から来た』)98

      山姥も捨子もからめ野分来る

 「ボクの細道]好きな俳句(1142) 田中裕明さん。「空へゆく階段のなし稲の花」(裕明) 「稲の花」で、作者がターミナルの状況であることは明らかです。その切なさが読者に伝わります。さて、ボク自身がターミナの状況に置かれたとき、俳句など作れるか? 上手下手はべつとして、ボクも挑戦してみたい気持ちはありまが、はたしてどうなりますか?