木魚歳時記

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木魚歳時記 第3389話

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 武士団の私闘は当時ありふれた事件で国衙(こくが)でも見逃していたが、事、押領使を襲いこれを殺害したとあっては不問にはすますまい。国衙が定明を求めるのは観学得業のいうとおりである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)93

      短夜の脳にざらつく電子音

 「ボクの細道]好きな俳句(1138) 田中裕明さん。「似て非なるもの噴煙とよなぐもり」(裕明) まったく異質のものを並べて、その二つが違うと詠うにはある意味で勇気がいります。しかし、そういわれてみると改めてその二つの相違を考えてみようとするから不思議です。文芸とはそうした理屈以外の心の働きに支えられて成立するのでしょうか。