木魚歳時記

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木魚歳時記 第3381話

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 「お父さんのお言葉は深いわけがあるので、本当のところは、お母さんにもよくわからない程むずかしいのです。だからそなた早く大きくなってよく勉強し、その本当のところをお母さんに教えてください」
(佐藤春夫『極楽から来た』)85

    あのころは空白のままゆすらうめ

 「ボクの細道]好きな俳句(1130) 摂津幸彦さん。「ヒト科ヒトふと鶏頭の脇に立つ」(幸彦) 「ヒト科ヒト」とは作者自身のことでしょうか? それはともかく、読者にいろんなこと、(重大な)「何か」を連想させて放さないのが幸彦作品の常であります。だからこそ、読者は、心の深いところをつかまれゆすぶられるのでしょう。