木魚歳時記

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木魚歳時記 第3373話

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 しずかにしかし息ぜわしくこう語った時国の言葉のなかには、当時の知識人の教養たる仏教の精神が深く根ざしていたのは、さかしいとはいえ、まだ九歳の小矢児にはその真意はわかるはずもなかった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)78

     新緑の遠近法をはみだせり

 「ボクの細道]好きな俳句(1122) 飯田蛇笏さん。「猟夫伏せ一羽より目を離さざる」(蛇笏) テレビで見たことがあります。ハンターが獲物を狙うその瞬間は、獲物が大型の獣であれ小型の鳥類であれ、五感の合わせ方はおなじであるように思います。すなわち、生と死のせめぎ合いの瞬間であるからです。