木魚歳時記

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木魚歳時記 第3370話

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 わしが今死ぬのは決して敵に討たれたせいではない。これが寿命というものである。敵を恨むでない。敵はわしを傷つけはしたが、敵もまた額にいたでをこうむった。これは相討ちの怨みっこ無しでもう何もかもすんでいる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)75

     青梅のひとつころんで捨聖

 「ボクの細道]好きな俳句(1119) 飯田蛇笏さん。「父祖の地に闇のしづまる大晦日」(蛇笏) 蛇笏さんの父、蛇笏さん、龍太さん・・山梨の山慮のある地はたしかに「父祖の地」なのでありましょう。生涯、その父祖の地を動こうとしなかった蛇笏さんにとって、大晦日の更け行く静かさのひとときわ、ことさら感慨深いものがあったことでしょう。