木魚歳時記 第3351話

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 チンピラ連は諸国の武士団の私闘や国府への切り込みが流行している風聞を聞いて、彼らもやって見たくなったのであった。
まだ二十にもならなかった定明は彼らの暴挙を未然に防ぐだけの分別も力もなく、それでも、一同の興奮をしずまるのを待とうと、
(佐藤春夫『極楽から来た』)57

      老僧は月の鼠となりにけり

 「ボクの細道]好きな俳句(1103) 川崎展宏さん。「金網にボールがはまり冬紅葉」(展宏) 「むつかしいことを易しく、易しいことをより深く、より深いことを楽しく」(井上ひさし)。が、俳句のコツだとすれば、テンコウさんの作品は「より深く」とでもいえるのでしょうか。ネンテンさんの作品は、もちろん「楽しく」の極みとなります。