木魚歳時記

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木魚歳時記 第3347話

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 「別に思う人があるから弓削へ来ないと率直にいうならば話はわかる。おれだって腹は立てない」
 と、ふられた男といわれた若者が最後に口を開き云いつづけた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)53

      夾竹桃咲くころ柩かつぎたり

 「ボクの細道]好きな俳句(1099) 坪内稔典さん。「ネクタイをはずせ九月の蝶がいる」(稔典) 心象俳句です。夏の終わりの蝶は水辺に下りて弱々しい。それは休息というよりターミナルにある蝶を連想させます。さて、ネクタイを外すとは? 管理職を外れた作者の心境? それは考えすぎ?