木魚歳時記

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木魚歳時記 第3335話

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(三) 作州久米郡の押領使(おうりょうし)漆時国(うるまのときくに)の祖先からのこされた申し分のない居館と笛吹き山の頂上との中間の山腹の森には、いつのころからか、祖先とわき水とを祭ってさくらの老樹のかげに大きからず小さからぬ氏神神社の祠(ほこら)の屋根は半ば朽ちて厚い青苔が生えていた。渓流はこの森から抜け出でて山ぞいを居館の西側から南面にめぐって幅、六、七メートルの小川とたぎり立ち、明らかに濠(ほり)の役目を果たして居館を守っている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)41

     鷹鳩と化すや空海捨聖

 「ボクの細道]好きな俳句(1086) 能村登四郎さん。「寒雀瓦斯の火ひとつひとつ點きぬ」(登四郎) 瓦斯(ガス)灯のある時代(明治)の作品でしょうか? ガス灯が、ひとつひとつ(手作業?)で灯るにしたがい、そのあたりがほんのりと明るくなります。たくさんいた雀たちもそれぞれお宿に戻ったのでしょうか・・