木魚歳時記

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木魚歳時記 第3317話

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  定国の手紙には、まず一夜の明け方の霊夢の事細かに記して、いまは亡きみかどのお召しにより、二百十日の好機に乗じ、手写しの『法華経』を積みこみ、用意の竜頭(りゅうず)の舟で、満帆(まんぱん)の南風を受けて出雲の津から喜び勇んで北海へ赴くむねを記して、年久しい恩顧を感謝した末に、ただ一つ心残りの遺児定明を滝口へなり武者所(むしゃどころ)へなりのお世話を平素のお厚情に甘えおすがりして懇願し奉るというのである。一読した宗輔は側の者をかえりみて、
(佐藤春夫『極楽から来た』)23

      青めくや涅槃変相経変図   涅槃(ねはん)

 「ボクの細道]好きな俳句(1068) 能村登四郎さん。「汗ばみて加賀強情の血ありけり」(登四郎) 加賀百万石の男女が全てそうだとは申しませんが、作者がおっしゃるのですから、金沢人には強情癖があるのでしょうか? さて「小京都」といわれる金沢がそうであるならば、本家である京都の女性も「強情」にかけては引けを取らない? 某女Kなど、汗をたらたら流しながらも、真夏のお掃除を欠かされません(汗)。