木魚歳時記

画像・文章の転載はご遠慮下さい

木魚歳時記 第3286話

f:id:mokugyo-sin:20171224053004j:plain

 「今日のことば」
    階段の上に何物かがあらわれた。
    広い風呂場を照らすものは、
    ただ一つの小さな釣り洋燈のみである。
    確(しか)と物色はむつかしい。
     (夏目漱石『草枕』)抄22

 「ボクの細道」好きな俳句(1037) 星野立子さん。「ひらきたる春雨傘を右肩に」(立子) なんでもない仕草とか出で立ちが作品となる典型的な例です。しかし「春雨傘」がこれほど情緒情報を発信する作品はそう多くはありません。常々「季語に語らせよ」と教えられて来ましたがその意味がよくわかります。

      長髪の少女消したる聖夜かな