「今日のことば」
「部屋はお掃除がしてあります。いずれのちほど・・」
ひらりと腰をひねって駆けて行った。
銀杏返し結っている。
白い襟がたぼの下から見える。
(夏目漱石『草枕』)抄17
「ボクの細道」好きな俳句(1032) 山西雅子さん。「桃の木の脂すきとほる帰省かな」(雅子) 「帰省」(夏季)が季語となります。「桃の木の脂」がどのようなものか? 正確にはわかりませんが? 何となく想像はできます。それはともかく、「帰省」(きせい)の理由が、何か事情が出来ての「帰省」だから・・作者は「脂すきとほる」の措辞を置かれたのでしょう(そう思います)。
冬空に演歌の星の流れけり