「今日のことば」
「正一位 女に化けて 朧月」
「海棠の 露をふるふや 物狂」
「春の夜の 雲に濡らすや 洗ひ髪」
「うた折々 月下の春を おちこちす」
「思ひ切って 更け行く春の 独りかな」
(夏目漱石『草枕』)抄12
「ボクの細道」好きな俳句(1027) 山西雅子さん。「初雪や父に計算尺と灯と」(雅子) 「計算尺」とは? 定規のことでしょうか? (何かの研究に没頭している)父に、初雪の積もる様子を知らせたくて・・そんな娘さん優しさが感じられる作品です。句意は違いますが、ふと「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」(子規)を思い出しました。
山端の年満月や鐘凍る
年満月(としみつづき)