木魚歳時記 第3273話

f:id:mokugyo-sin:20171210043255j:plain

 「今日のことば」
    宿についたのは八時ごろであった。
    取次ぎも、湯壺への案内も、
    晩飯の給仕も床を敷く面倒も・・
    ことごとく小女がひとりでする。
     (夏目漱石『草枕』)抄9

 「ボクの細道」好きな俳句(1024) 山西雅子さん。「引掻いて洗ふ船底秋没日」(雅子) 小さな木造の漁船でしょう。船底についた貝殻とか付着物を掻きとる作業のことでしょう。出漁のない日を選んで、船を浜に引き上げて作業をするうちに、はや、冬の日は暮れなずみます。

      唐突のJアラートや氷柱落つ