「今日のことば」
馬子唄の鈴鹿越ゆるや春の雨
「おや源さんかい。また城下へ行くかい。」
「娘に霊厳寺の御札をもらってきておくれ。」
「お秋さんは仕合せかい。」
「仕合せとも、あの那古井のお嬢さまと比べて御覧。」
(夏目漱石『草枕』)抄6
「ボクの細道」好きな俳句(1021) 藺草慶子さん。「踏む影のそばからあふれ盆踊」(慶子) 盆踊りの盛んな時代の作品でしょう。盆踊りは地域衆の踊りですから、一定のルールはありますが、参加者は自由で踊りの「環」(わ)も乱れることがあります。また、盆おどりの意味も、時代につれて、ご先祖への供養とか地域の親睦・娯楽の内容から、違ったものに変わりつつあります。