「今日のことば」
「宿屋はたった一軒だったね。」
「へえ、志保田とお聞きになれば、
湯治場だか隠居所だかわかりません。」
「じゃお客がなくても平気なわけだ。」
(夏目漱石『草枕』)抄5
「ボクの細道」好きな俳句(1020) 藺草慶子さん。「叡山やみるみる上がる盆の月」(慶子) 息子夫妻との世代交代を機に、洛北松ヶ崎に転居して早3年となります。高野川に沿って走る、鯖街道(福井小浜 ⇔ 京都)の拠点となる山端(やまばな)の一帯を松ヶ崎と呼びます。掲句にある比叡山の山裾です。
終活や手擦り脚擦る冬の蠅