木魚歳時記 第3266話

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 「今日のことば」
    住みにくさが高じると、
    易い所に引き越したくなる。
    どこへ越しても住みにくいと
    悟った時、詩が生まれ、
    画(え)が出来る。
     (夏目漱石『草枕』)抄2

 「ボクの細道」好きな俳句(1017) 藺草慶子さん。「もつと軽くもつと軽くと枯蓮」(慶子) 枯蓮(かれはちす)は無残です。敗荷(やれはす)の別名がぴったりです。それを「もつと軽くもつと軽く(プラス方向)」に詠うところが秀逸です。あたりまえのことを、あたりまえに詠うのは容易です、・・しかし、それでは「ただごと」俳句に終わります。わかっていますがこれがむつかしい(汗)。

     「ゆず」絶唱「栄光」の歌帰り花