「今日のことば」
住みにくさが高じると、
易い所に引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと
悟った時、詩が生まれ、
画(え)が出来る。
(夏目漱石『草枕』)抄2
「ボクの細道」好きな俳句(1017) 藺草慶子さん。「もつと軽くもつと軽くと枯蓮」(慶子) 枯蓮(かれはちす)は無残です。敗荷(やれはす)の別名がぴったりです。それを「もつと軽くもつと軽く(プラス方向)」に詠うところが秀逸です。あたりまえのことを、あたりまえに詠うのは容易です、・・しかし、それでは「ただごと」俳句に終わります。わかっていますがこれがむつかしい(汗)。