木魚歳時記

画像・文章の転載はご遠慮下さい

木魚歳時記 第3259話

f:id:mokugyo-sin:20171126064130j:plain

 「今日のことば」
    「前にはあのように
    つけつけとは哂(わら)わなんだで。」
    内共は、時々、呟(つぶや)くことがあった。
    内共は、昔をしのび、
    ふさぎこんでしまうのである。
     (芥川竜之介『鼻』)抄14

 「ボクの細道」好きな俳句(1010) 大木あまりさん。「五右衛門風呂の蓋はたつぷり赤のまま」(あまり) 「赤まんま」は秋季です。いまどき「五右衛門風呂」(釜風呂)などお目にかかることのない時代です。あまりさんの時代でもそのことに変わりはないはずです。しかし、赤まんまが実をびっしりとつける頃、農家の庭に、さび付いてはいますが、重々しく蓋をした釜風呂の残骸が残っていた・・そんな発想に飛ばせることは楽しい! 

      たちまちに北山時雨となりにけり