木魚歳時記 第3243話

f:id:mokugyo-sin:20171110050458j:plain

 「今日のことば」
    後には、蜘蛛の糸が、
    きらきら細く光りながら、
    月も星もない空の中途に
    短く垂れているばかりでございます。
     (芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄23

 「ボクの細道」好きな俳句(994) 宇多喜代子さん。「八月の赤子はいまも宙を蹴る」(喜代子) 「八月を蹴り上げてゐる赤ん坊」(木魚)。類句というよりパクリの俳句を作ってしまいました(昔)。 八月ともなれば赤ん坊も暑い。さかんにあんよをばたばたさせます。それを想像しておもわずパクリを・・ただし意図的ではない。脳裏に宇多喜代子さんの作品が棲みついていたのです(いいわけ)。

      ぱつくりと口ひらきたるあけびの実